少し落ち着いてきたので、ちょっとだけ近況報告。
http://ticket-news.pia.jp/pia/news.do?newsCd=201102100004より。
”ぴあ”記事から拝借。NODAMAP作品『南へ』の一場面。
左から、野口卓磨君、太田緑ロランスちゃん、高田聖子さん、玉井、野田秀樹氏。
私は隠れキャラとして登場。
みなさん凄い方々ばかりで、右往左往しながらコメディエンヌ修行中。
今日も晩には公演です。
そして、妻夫木君!
http://career.oricon.co.jp/news/84964/
「今日はかつらの時間を変更でお願いします」
と、ヘアメイクさんから通達があって
いつもは私よりもっと後のはずの妻夫木君が、早々に隣で衣装とかつらの準備中だったり
テレビの中継車が劇場付近に待機していたりと物々しかったので
一体今日はなんだろう。
と思ったら、日本アカデミー賞授賞式だったこの日。
公演開幕前に、アカデミー会場と中継で結ばれての受賞発表だったとのこと。
本番直前でばたばたする楽屋裏では、取ったのか、取ってないのか、と気にしながらも
とにかく二時間、スタッフキャスト一同爆走して
(優ちゃんは知っていたのかもしれません。いつにも増してパワーが炸裂していた気がする)
幕が下りてからの発表となりました。
上演後、みんなの拍手に見送られ
はにかみながらトロフィー片手に楽屋に戻っていった妻夫木君。
なんだか私達までみんなとてもうれしくて、誇らしくて
あたたかい晩になりました。
同時に、個人的には
ひかりちゃんが最優秀助演女優賞の受賞を逃してしまったので残念だったのですが
公演から帰って慌ててテレビを付けたら、『悪人』チームのテーブルが映り
李監督や樹木希林さんと丸テーブルに同席しているひかりちゃんがいて
これまたとてもうれしかった。ほとんど親族の気分です。
私自身は細々と、マイペースに物を作っているので
こういった場面とはあまり縁がなく、
方々の応援団の皆さんには大変申し訳ない気持ちですが
私が出逢った人々や風景をこうして熱を持ってお伝え出来ることは
私の持って生まれた使命であり幸福です。
様々な人や場所の転機に立ち会い、喜びやいろいろを少しずつ共に味わいながら
私は私の残すことの出来るささやかな歌と物語について
想いを巡らせています。
そう言えば今日、久しぶりに
いしまるあきこさんのtwitterを覗いたら
オラショについてのリンクがありました。
私の父方の祖母は長崎県田平という土地の生まれだったのですが
生月島に行く際には知らずにいつもそこを通って行きました。
ひいひいおばあちゃんは、籠手田という家から祖母の実家に嫁に来た人だと
後に田平の親戚に聞きましたが、
「籠手田」は生月を統治していたキリシタン大名だった
という話を、生月の郷土資料館で読んでいたので、へええ。こりゃ血の記憶だな。
と、何の脈絡もなく南へ惹かれて物語を作り始めたある日、思ったことを
さっき思い出しました。
生月のみなさん、天草のみなさん、お元気ですか。