自分たちの公演であたふたしているうちに
もう一つ、とても大事な公演が明日から始まることに気付きましたので
お知らせいたします。
スミ師匠とは、俳優・近藤正臣さんを介して2005年に初めてお会いし
映画『もんしぇん』で共演していただいてからのご縁です。
私が 今回
『明治百話』で演じる役は、ちょうどスミ師匠と同じ女役者ですが
本物の気迫を間近で感じたあの夏のことを思い出し
改めて、背筋が伸びました。
長年の盟友にして『もんしぇん』の監督であります山本草介より
この公演についての宣伝メールが届きましたので、以下添付します。
ぜひとも足をお運び下さい。
師匠米寿の冬、11月に引き続き、覚悟の公演です。
玉井夕海
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みなさま(BCCでお送りしています)
こんばんは。山本草介です。
先月ご案内いたしました10月31日の玉川スミ師匠芸歴八十五周年の記念公演は、
おかげざまで大入りの超満員、大好評のうちに終えることになりました。
ご来場いただいたみなさまありがとうございました。
僕は朝からカメラを回し、丸一日師匠のお姿を間近で見ていたのですが、さすがの師匠も前日は一睡もできなかったらしく、朝はものすごい緊張からはじまりました。それでも、「さあいくよ!」のかけ声で幕が上がると、昼の部夜の部十二時間を越えても一寸たりとも切れることはなく、心臓が苦しいときにはニトログリセリンを口にし、ひたすらお客さんを笑わせ続ける姿には、恐ろしいまでの気迫が満ちておりました。
舞台で死ぬのが役者の本望だ、なんて言い回しがありますが、師匠の場合は言葉の綾でも何でもなく、本当に舞台にしか死に場所がないのではと思わせる熱演でした。
明日十二月一日より十日まで、国立演芸場にて記念公演の続きがあります。
もし先日来られなかった方がいらっしゃいましたら是非ご来場いただけたら幸いです。
詳細は
国立演芸場ホームページ
http://www.ntj.jac.go.jp/performance/2363.html
七日は休演日になりますのでご注意下さい。
僕もどれか一日お邪魔する予定です。
では。
山本草介