あれれれれ
毎日『もんしぇん写真館』開催のつもりが・・・とほほ。だめだなあ。
最近、パフォーマーモードなのか
事務的なことを同時進行するのが非常に困難な頭になってるようです。
(『music tide』出演の模様はこちらで垣間見ることが出来ます!『もんしぇん』のことも話してます)
少しづつでも、今まで起きた大切なこと、今起きていることをお伝えしていきますので
諦めずに訪れて下さったらうれしいです。
・・・というわけで、まずは新春アンコール上映初日について。
始まりました
『もんしぇん』 atポレポレ東中野!
今回は一角座とまた違う角度から『もんしぇん』を切っていこうということで
共同脚本及びイメージ設計の<『海津研が描く昆虫の世界』水彩画展>を同時開催。
1月13日初日には記念として
「
海津研×
田島征三氏(絵本作家)特別トークショーと
年初めのささやかなパーティを開きました。
(写真は、田島さんの絵本
『ぐうぐうぐう』。海津君のおすすめです)
田島さんは双子の絵本作家で、以前
『絵の中のぼくの村』という東陽一監督作品で、
シグロとの出会いが始まった方です。
「たくさん恥をかいてきた先輩」として私たち三人に引き合わせたい、という
シグロ社長で『もんしぇん』のプロデューサー、山上徹二郎氏の老婆心により
トークショーの運びとなりました。
アンコール上映だというのに
パーティにはスタッフやキャストを始め、縁のある方々や、そのご友人など
多くの方にお集りいただきました。
この物語の軸になっています、ちい役であり、Psalmバイオリン・松尾嘉子さん。
(写真:左端)かぼちゃの煮物を作ってくれるおばあちゃん「志乃」役・神田時枝さん。
(写真:右端)「金の蔵と書いて金蔵と申します」の台詞が印象的な「金蔵」役、
今野鶏三さん。
物語中盤に、不思議な船と共に登場する「政男」役・
沼田康弘さん。
(写真左:ピンクの帽子「キヨ」役・松崎トヨコさん、右:森枝トラエさん。
後ろが沼田さん)
それぞれ、試写会を含めたらもう三回以上は映画をご覧いただいておりますのに
「もんしぇんの集いは同窓会だからね!」と、時間を割いて来て下さいました。
そして、スーパー助監督の岡秀樹さん。
(私カメラ持ってないので、写真が手元にないのです・・・手に入ったらアップします)
NHKの現場でお忙しい中、チョコレートの箱を持って来て下さいました。
あまりの忙しさに実は『もんしぇん』をずっと観る機会がなく、この日が初めて。
「ああ、やっとこの日が来たよ」と嬉しそうにパーティにも顔を出して下さいました。
それからPsalmの大事な片割れ、
25絃箏奏者・かりん。
電子音担当・山本抗ちゃん。(山本草介監督の実弟)
<棺船 ひつぎぶね>を作ってくれた
木彫家・阿部麻海さん。
『もんしぇん』公式ホームページを作ってくださった、山本武さん。
(写真:右)
それから他にも、タチビ建築科主任の岡田先生
司法家で時々Psalmマネージャーの吉田くん
友人の結婚式で出会い、赤坂グラフィティを紹介してくれた
ロビーさん
一角座以降記録写真を撮ってくださっている
カメラマンmasaさん
mF247スタッフの池田さんと、親友で歌い手のきょうこさん
『musi tide』製作担当の石田さん
KDDIイベント立ち上げなど企ててくれた阿井くん
島繋がりで知り合ったかおりちゃんとその仲間たち
もちろん、現在『もんしぇん』宣伝隊長のいしまると、そのお姉さん
幼稚園からのお付き合い、
雑貨屋「間・KoSumi」オーナー・矢野ルリ子さん
バレエの先生の旦那様でバレリーノの森パパ
中学校の時清里のキャンプで出会った、
梅ちゃんとパートナーさんは新潟から
幼なじみのお父ちゃんで元国会議員(浪人中)の若井康彦さんの娘、千夏ちゃんとママ
・・・などなど
久しぶりの方やそうでないかた、初めての方など
たくさんのたくさんの方々の姿があったのですが
(改めて、『もんしぇん』を抱えて来た時間の長さを感じました)
その中に、大事な友人でミュージシャンの
鬼束ちひろさんの姿もありました。
そのことを知ってというわけでは、まったくなかったのですが
「鬼束さんと縁のある『もんしぇん』を、とにかくは観に行きましょう!」と
集って下さった一部のファンのみなさんが初日に訪れて下さり
偶然、本人と出会うこととなりました。
私は実はそれを心配して最初、彼女を招待するのをためらったのですが
本人は「なんで心配するの?それはありがたいことだよ」と不思議そうにやってきて
遠く、福岡や北海道からも訪れてくれたみなさんに、ご挨拶をしておりました。
本当はこれについては書かないつもりだったんですけれど
鬼束本人としては、スタッフやキャストのみんなに会いたい!というのと同時に
少しでも『もんしぇん』の応援になればということと
ファンのみなさんへの感謝を伝えるために出て来てくれたことだったので
少し、触れることにしました。
何故鬼束ちひろがこの映画に関わっているのか、ということに関しては
幾つか書いたと思いますが、一つ補足します。
<ちい>という存在を描いてくるにあたって
鬼束さんの声や存在、そして音楽をじっと見つめてきました。
そうしながらこの物語を詰めていった末に辿り着いたのは
漆黒の闇を抱える存在であると共に、「母性」の象徴としての<ちい>でした。
映画の中で<ちい>を演じてくださっているのは、バイオリン弾きの松尾嘉子さんです。
「お芝居もやったことのない私が、どうして?」と初めは躊躇された松尾さんでしたが
それでも強くお願いをしたのは
彼女がバイオリンを弾く姿の向こうに、大きな海のような闇と母性があったからです。
この人の体がないとこの映画は成立しないと、何故か直感で思いました。
松尾さんが長崎の海沿いで生まれた方だったということは、その後、知りました。
<ちい>には、そもそも形がありませんでした。
そこに形を与えるということは、ひどく困難でした。
しかし、何もそれは一つでなくたっていいんじゃないか?と
今は思います。
<ちい>と出会うために、わたしはずっと歩いて来ました。
でも本当はそれは、どこでもなく、自分の中に存在していました。
それだからでしょう。
松尾さんと引合ったのも、鬼束さんと引合ったのも。
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お花は、映画を観に来てくださった鬼束ファンのみなさんからいただきました。
せっかく本人が来るのですから、ご本人に差し上げてくださいと申し上げたら
「今日は『もんしぇん』を観に来たのです。受け取ってください」と言われました。
とても、うれしかったです。
この場をお借りしてもう一度お礼を申し上げたいと思います。
そして・・・ごめんなさい。私はみなさんを多少なりとも警戒しておりました。
それは友人を守るために必要な警戒心であったことを、どうぞご理解ください。
『もんしぇん』を観たい、と思ってくださる理由は様々でかまいません。
とにかく『もんしぇん』を通じて、大きな繋がりが生まれていったなら
こんなにうれしいことはありません。
この映画は、多くの方々との出会いと信頼によって
ようやく生まれてまいりました。
私たちの使命は、そのことを一人でも多くの方にお伝えすることです。
お忙しい中、おいでくださったみなさま
本当にありがとうございました。
私はあまりたくさん映画を観に行く方ではないので
時間とお金をかけて来て下さったこと、とても大きなことだと思っています。
アンコール上映
初めての方も、もうご覧になった方も
お時間許す限りで結構です。
どうぞ観にいらしてください。
心より、お願いいたします。
玉井夕海