7/15天草上映会初日。
Psalmの25絃箏弾き・かりん が
「ちょっと、出掛けて来まーす」と 言い残して
上映中に出かけていったと思ったら
映画館の側にあるケーキ屋さんから
『もんしぇん』のバースデーケーキを買って来てくれたので
残っていた上映会スタッフ(監督・山本草介、館主・柿久さん、映画館のお手伝いしてくれたお姉さん、宣伝隊長・真生さん、かりん、タマイ、バイオリン・嘉子さん、東京在住の弁護士の卵で応援団・吉田君、『もんしぇん』プロジェクト土人形展示隊・はるかちゃん&ヒロちゃん、記録カメラマン・原田さん)で食べました。
しかも同じ日
いつも私たちの応援をしてくださっている、天草・本渡のスナック「アップルコア」のママが
もう一つお祝いのケーキを買って来てくれたので
なんと、わたしたちは二つのバースデーケーキを食べることができました!
おめでとう、もんしぇん
やっと生まれて来たね
みなさんのあたたかい拍手に迎えられて
7/15から始まった天草・本渡第一映劇での上映は
先日、23(日)に千秋楽を迎えました。
強い雨に見舞われる中、
「もう一度観たい」と 何度も足を運んでくださった方、
「よくわかんねえなあ」と エンディングテーマに突入直後 すまなそうに出て来られた方、
「お友達を連れて来なくちゃ」と 来る度に誰かの手を引いていらしてくださった方、
みなさん 本当に
本当に
ありがとうございました
九日間の興行を終えての観客動員数は、896人。
なんだ少ないじゃない、と言われるかもしれませんが
第一映劇においてこの数値は
あの、世界を揺るがした?『ダヴィンチコード』が八週間かけて出した数値を
遥かに超えた素晴らしいものです!
(天草にたった一つしかない映画館、本渡第一映劇では
せっかく映画を流しても、ほとんどお客さんが来ないうちに映画が終わってしまうのが
残念ながら現状です)
↑第一映劇館主・柿久さん。
「ぼくの夢はね。
フィールドオブドリームスのラストシーンみたいな光景を
この天草第一映劇で、見ることなんだ」
ずっと ずっと 前
まだまだ『もんしぇん』の脚本が混迷していた頃
(製作時間6年のうちの5年は、混迷の脚本作業だったけど。)
館主の柿久和範さんが、ぽっつりと言いました。
うん、わかるよ。わたしもそれをやりたい。
だからいつか『もんしぇん』が出来たら、きっと
世界のどこの映画館よりも最初に、ここで掛けさせてね
約束だよーーーーー!!!!!
「・・・なんて、言ってたよねえ。」
「うん、言ってたよねえ。」
上映中のひっそりと静まり返った
ロビー脇の小さな事務所で17日、帰る前の昼間
柿久さんと私は、コーヒーを飲みながらぼんやりしていました。
「でもさ、ほんとに、そうなったよね」 と、柿久さん。
「ちっちゃくだけど、なったよね」と、わたし。
うん、なった、なった、フィールドオブドリームスみたいだった、
嬉しそうに笑う柿久さんの顔を見て、
わたしはとても幸せになりました。
東京での公開を控え、我々東京隊は
その晩
楽器を乗せた車に乗って
帰らなくてはならなかったのですが
その後も、宣伝隊長の佐々木真生を始め
『天草上映会を成功させる会』のみなさんの必死のチケットさばきと
観てくださったみなさんの口コミによって
雨の中
途切れることなく、お客さんが足を運んでくださいました。
これから間もなく始まる東京公開ですが
世界中のどの映画館よりも早く
まずは天草での公開をしたかった我々にとって
大事な 大事な
これは始まりの旅でした。
↑
またたび・加藤笑平が描いてくれた看板。
最後になりましたが、
天草市長・安田さん、中西のおじいちゃん、おばあちゃん
天草フィルムコミッションの岩見さん、小山さん、スタッフのみなさん、PA のおじちゃん
本多さんはじめ天草映画サークル?のみなさん
天草土人形保存会会長・前田さん、保存会のみなさん
『アップルコア』のパパ、ママ
苓北の原田さん、岡田さん
笑平、ダニー
御所浦・あらよっこいしょのみなさん
チラシ・ポスターなど貼らせてくださったお店の方々、船・タクシー・バスのみなさん、
報道をしてくださった、天草・熊本のマスコミ関係者のみなさん
遠く熊本・福岡・東京から天草へ観に来てくださったみなさん
など など など・・・・
この上映会を支えてくださったみなさまへ。
ほんとうに、ほんとうに、ほんとうに
ありがとうございました。
↑中西のおじいちゃん。天草上映会を成功させる会会長。
↑中西のおばあちゃんと、おじいちゃん。天草で一番最初に泊めてくださった、ご夫婦。
今でもいつも、お世話になりっぱなしで、ありがとうばかりです・・・
(奥で変な顔をしているのは、監督です)
↑初のオール天草ロケの映画ということもあり、熊本日日新聞、読売新聞、NHK熊本、RKK、熊本FMで、取材をしていただきました。かなり大きな記事もあり、びっくり!
このささやかな映画が東京の雑踏に埋もれてしまわないように
精一杯、でも丁寧に伝えて行こうと
今 みんなで奔走しています。
まずは東京上映をする<一角座>の地元、
上野・谷中・根津・千駄木地区周辺のみなさんに存在を知っていただくことから始めよう と
今日24(月)も、もんしぇんプロジェクトスタッフと、シグロスタッフとで
東京・谷中の観知院というお寺のホールにて
先行特別上映会を催しました。
直前のお知らせであったにも関わらず
21人のみなさんが、雨の中足を運んでくださいました。
21(土)は、観知院の面した坂を降りて、また反対に坂を上がった光源寺で
Psalmのライブもやりました。
(2、もうひとつ記事を書いていただきました)
(※プロジェクトは、映画『もんしぇん』をきっかけとした動きを応援する、学生ボランティアスタッフでの運営の為、21日のライブ・24日の上映会、いずれも支援金として<木戸銭>をいただきました。ご来場いただいたみなさま、あたたかいお心遣い、ありがとうございました)
だんだん公開日が迫って来て、でもなかなかうまく人に情報が伝わらなくて
時には焦ったり、悲しくなったりもしてしまいますが
↑これが噂の、宣伝カー。毎日、真生さんと山本監督が乗って走ってました。
上映中は、荷台を利用して、映画に使った人形と、ロケ写真の展示をしました。
でも
こうして今日来てくださった誰かがまた、いつか
天草の海に会いに行きたくなってしまったなら
それがいちばんうれしいです。
・・・All photo by kirin-HARADA.Thank you!!!