みなさまいかがお過ごしですか。
あけてしまいましたが、おめでとうございます。
年末行なわれたとある抽選会で見事大当たりを果たし、元日に御招待していただきました『坂東玉三郎特別公演』。写真は、会場だったル・テアトル銀座ロビーの下りエスカレーターから撮ったお飾りのまゆ玉です。目出たい!目出たい!
人生初めて目にする、本物の玉三郎さん。
演目は、幻と呼び名の高い『阿古屋』。
劇中玉三郎氏自身の手によって演奏された、三味線・箏・胡弓の
特に、胡弓のグルーブ感には腰が抜けました。
関東での元日公演は1946年に初代・中村吉右衛門さんが行なって以来65年振りとのことで、玉三郎さんや共演者の皆さんはもとより、私達観客にとっても、大変貴重な一夜となりました。
そっと立っているだけでその場にいる人達を明るく照らし幸せにするひとこそ、本物と言うのだな。
さて。私は目下、
野田地図『南へ』の稽古中です。
音楽無しでお芝居だけの参加は久しぶりなので
確かに毎日おろおろはしていますが
野田さんの作品はなにもかもが詩のように躍動的なので
歌うような気分で参加すればよいのだ。と、今日やっと思えました。
私がどんなふうに登場するのかは、観てのお楽しみ。
とにかくおろおろしてばかりです。
せっかく野田さんが信じて任せてくださったのですから、役目を果たさなくては。
がんばります。
この舞台が終わったら、今年はきちんとしたソロアルバムの制作をするつもりでおりますので
そちらもどうぞお楽しみに。
では、本年もどうぞ宜しくお願い致します!
玉井夕海より