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Psalm of The Sea

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2006年 04月 06日 ( 1 )

「はる」、王道を行く。

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ここ数年で一番自分が変わったなあ、と思うのは
「王道」や「基礎」や「型」というものの重みと強さに
気づいたことです。

『もんしぇん』は企画の段階から
よくわからない物語だ、と言われ続けてきましたが
私たちは王道の形式を忠実になぞらえて描いてきたつもりでした。

先日の記事「三人姉妹(4/4付)」に、かいづけん さんからもコメントがありましたが、
『もんしぇん』の主人公「はる」の名前は
春=訪れるもの、から来ています。

一つの異世界があり、そこに何かが訪れ、去って行く。

ボッティチェリの作品<春〜プリマベーラ〜>のことを以前書きました。
プリマベーラprimaveraは
prima「はじめの」+vera「みどり」
新芽あるいは若葉とか芽吹きというようなところから
「春」を意味するようになったそうですが

確かに”春”は
春夏秋冬の中で唯一、訪れるもの 始まりを意味するものなのだと
それは「三人姉妹」で”春”という季節が担う役割を見ても、そう思いました。

春が訪れ、去って行く。

けれども時は過ぎ
季節は巡り
螺旋を描きながら
命は続いていく

古より人が思い残してきた形の中に真実はある
ということに
ようやく気づきました。
スポーツをやっている人はもっと早くに気づくのかもしれませんが
でも、少し前でも後でもなく
今気づいたからこそ、出逢えた何かがある
それはきっとその人の運命なのだろうね と
昨日、ワークショップが終わって、晩
参加していた一人の役者さんとお話をしながら帰ってきました。

はるは、王道を歩いています。

だから『もんしぇん』は、変化球に見えるかもしれないけど
志は、王道です。
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by Yoomi_Tamai | 2006-04-06 11:48